多くの方のご協力により無事に終了しました

 今回の会議には、クラブハウス関係者、精神保健福祉関係者、学生など合わせ、約150名の方の参加がありました。日本クラブハウス連合が予想していた以上の人数となり、本当に嬉しく思っています。

 

 2014年の秋には、第4回アジア・クラブハウス会議の日本開催が決まっています。日本クラブハウス連合のホームページやフェイスブック等で随時、情報を発信していきます。

 

 今後とも、日本クラブハウス連合、そして、クラブハウスモデルをよろしくお願いします。

 

第1回大会 実行委員一同

    第1回 日本クラブハウス会議

開催決定! 2013年9月21日(土)~22(日) 

開催場所: 明治学院大学 白金キャンパス

『パートナーシップで挑戦しよう ~We Are Not Alone~』

 精神障がい者の地域リハビリテーション・モデルである「クラブハウス」の基礎を築いたニューヨークの「ファウンテンハウス」が設立されて、今年で65年が経とうとしています。2013年現在、世界各国で「クラブハウス」として活動している施設はアジア、アフリカ、南米を含む33カ国、333カ所に上り、10万人の「メンバー」と呼ばれる当事者が利用しています。

 ニューヨーク・ファウンテンハウスの実践がまとまった文献として日本に紹介されたのは、1985年のことでした(「明日のリハビリテーション・モデルニューヨークファウンテンハウス」ルディヤード・プロプスト氏編著、松原太郎氏訳)。この文献をきっかけに、その年の秋に行われた「きょうされん」のアメリカ研修ツアーにニューヨーク・ファウンテンハウスの見学が盛り込まれ、日本の福祉関係者の間にもクラブハウスが知られることとなりました。その後、1992年に板橋区に日本初のクラブハウス「JHCサン・マリーナ」が設立され、20年以上が経ちました。

 この文献の翻訳者であり、当時、精神科の病院長をされていた松原先生は「訳者あとがき」の中で、日本経済が低成長期に入って国家財政が逼迫し、さらに宇都宮病院事件をきっかけとした「収容から地域生活へ」と向かう日本の精神保健医療制度の大幅な変革の中で、この文献によって紹介された内容が「日本の精神医療が将来歩むべき道に大きな示唆を与える得るもの」と表現されています。それから30年近い年月が経ちますが、遅々として進まない社会的入院の解消に向けた相談事業が、ようやく制度化されたばかりです。それを受入れる地域の体制整備については、今後様々な形で課題が浮き彫りになるものと考えられます。

 一方、クラブハウスは「就労にあたって、第一に優先されるべきは、『働きたい』という本人の意志である(過渡的雇用)」という考えや、「地域や入院施設で孤立した当事者を積極的に訪問して、回復のメッセージを運び、必要なサービスに繋ぐ(アウトリーチ)」といった考え方は、その活動の初期の頃から行われているものですが、今もなお斬新さを感じさせるものです。これらのクラブハウスの考え方、理念を形成したものは、半世紀以上に渡るクラブハウスメンバーとスタッフの協働による実践です。その世界各地で行われている実践の交流の場が、International Seminarなどのクラブハウス会議です。

 日本にも、1992年以来実践を積み重ねているクラブハウスが、現在6カ所あります。その中で4カ所のクラブハウスは、10年を超える実践を重ねています。日本クラブハウス連合では、今後、国内外の交流を促進することで、より質の高いクラブハウスを目指し、地域生活支援の促進に貢献したいと考えています。

 「第1回日本クラブハウス会議」は、それらに向けた私たちの挑戦の第一歩です。また、来年には日本初の本格的なクラブハウス国際会議である「第4回アジア・クラブハウス会議」の日本開催を予定しています。日本ではあまり知られていない「アジアの回復者たち」との出会いにも、是非ご期待ください。

第1回日本クラブハウス会議

実行委員長 河瀬 弘之